マイ・メモ(2022年6月 その②)

kabukabumanさん
kabukabumanさん
先週末のNY市場は大幅に下落して引けました。

<原因①>
5月CPIが前同比+8.6%と1981年12月以来の大きな伸びを示したことで
改めてインフレに対する警戒感が強まった 
(市場は前月比+1.0%の方に強く反応したのかも)
<原因②>
ミシガン大学が発表した6月消費者態度指数(速報値)が
50.2(市場予想58.5)となり前月比-8.2ptと大幅に低下
これは統計が開始された1952年以来の最低値
内訳は「現在の景況」55.4(-7.9pt)「今後の見通し」46.8(-8.4pt)だった

因みに失業率が3.6%と歴史的低水準での景況感悪化
今後一段と消費が後退する可能性を示唆しており
中でも「ガソリン・食料品・日用品」の高騰は極めて深刻な問題です

<原因③>
前回と異なり、空売り比率が20%という低水準であったため
ショートカバーが殆ど見られず新たな空売りが株価の下落に拍車を掛けたと思われる
値動きに波が無く、一直線に下げ続けたのがその証拠かと

この中で最も警戒すべきことは
歴史的な低失業率(3.6%)の下で景況感が悪化したことだと思います。
何しろガソリン代が前年比で約50%も高騰するほど急激な物価上昇なので
この先国民の消費が後退するのは目に見えています。

(前年比=昨年5月との比較)
ガソリン代+48.7%、食費+11.9%、ガス+30.2%、住居費+5.5%

個人的には6月FOMCをメドに長期銘柄を買い始める予定でしたが
もう暫く様子を見ることにします。
もしかするとNY3市場の指数が私の目標値まで下がるかも?(トラタヌです)

<まとめ>
◇欧米の主要証券が「過去に例を見ない不透明な相場」と評している様に 
 金融引き締めの効果が現れるであろう半年~1年後まで 
 金融市場全体が不安定な経過を辿る可能性が高い
◇ダウ、ナス、S&P500指数は5月20日を一番底とすれば
 早々に二番底を目指す可能性が高い
◇日本株は円安が追い風になり、欧米に比べると底堅さが期待出来るものの 
 海外の影響を全く受けない訳ではないので
 出来れば8月後半に開かれるジャクソンホール会議まで買いは極力控えたい◇アノマリー的に来月の参院選(国政選挙)は好材料と言えそうだが
 岸〇政権には余り期待出来ないので、個人的には買い材料から除外
(重要) 
 物価の上昇に歯止めが掛からないため 
 市場はFRBがさらに利上げを急ぐのではないかと疑心暗鬼に陥っている  
 従って6月、7月、9月のFOMCで、0.5%~0.75%の利上げを想定し
 今後株価に織り込まれて行く可能性がある
 つまり先週末の暴落は本震の前触れかも知れないということです
 中でもハイテク株は特に注意が必要でしょう 
 とはいえ、現状の株価が世界的に安値圏にあることは間違いないので
 買い方にとって今年後半のkey wordは 
 「長期目線・買い付け余力・リスクヘッジ」
 つまり大きく下げた時に大きく勝負に出るのではなく、長期目線で
 その都度、半年掛けて買い進むくらいの気持ちが必要だと考えます
74件のコメントがあります
41~60件 / 全74件
(訂正とお断り)
ブログのコメント欄で、FRBの利上げ幅に関する記述に
「%」と記載すべき箇所を「bp」と記載する過ちを犯していましたので
訂正してお詫びします。<(_ _)>

尚、今後は「%」に統一します。
たか〇さん お疲れ様です。

インフレ経済下では価格支配力の高い業種やグローバル企業、国策銘柄
それに株主還元を重視している企業への投資が有効だと思います。

そして価格支配力のトップといえば既に高騰している資源関連でしょうね。
食品や海運株も代表的な業種ですが
景気後退局面では選択順位がやや下がると思います。

一方グローバル企業は業績より需給面で投資対象に適していると思います。
トヨタ、任天堂・・・等々

それ以外でインフレに強い業界といえば不動産やメガバンクでしょうか。

以下はミアヘルサに関する個人的な感想です。
事業内容は時流に乗っていると思いますが
同社の事業領域(調剤薬局、保育園、介護)は利益率が低いので
同業他社も含め私の監視銘柄にはありません。
ですから勉強不足なので同社が投資対象として相応しいかどうかは全く解かりません。

なので、取り敢えず決算書を見た感想ですが、流動負債の多さが気になりました。
CFをみる限り設備投資や人件費など先行投資が原因だと推察出来ますが
年間利益が3億円程度(営業利益率1%)だと今後の資金繰りが少し心配です。
でも配当があるから大丈夫だとは思いますが。

それから差し入れ保証金がかなり高額なので
担保の対象や形態も知りたいところです。

以下は同業他社の利益率ですが、ミアヘルサはまだ対象外です。

<各事業領域の利益率 2020~2021年>(厚生労働省)


たか○さん
ミアヘルサは いい会社って感じですよね。
応援すべき会社。
調剤 介護 保育
この三つは案外 相性がいいかも。事業展開も社会情勢
にあっているし 派手ではないけどこういう局面では買いやすそう
たか○さん
ミアヘルサとか注目しました。
どうでしょうね。
たか○さん
これからは バリュー株というか 高配当放置株 景気無関係株ですね。
たか○さん
お疲れ様です
結局中小が倒れると 日本の国内景気は最悪になりますから
そうなる前提で株を買ったほうがよさそうです。


黒田に関しては 今為替をいじると 自分が何年も掲げてきた物価上昇
を否定することになるので おそらく何もしないと思います。140円とかに突入したら何かするかもしれませんが。

円安での物価上昇は 貨幣価値が落ちたことでの価格変動ですから景気にはいいことはないと思います。仕入れ価格だけ上がるので 需要増による価格上昇ではないので スタグフレーションが起こりやすくなるおもいます。
たか〇さん おはようございます。

確かに中小企業は厳しいですね。
放って置けば ご指摘の通り倒産ラッシュの恐れが充分あると思いますし
政府も日銀も真剣に考えているのかと疑いたくなります。

黒田さんは任期切れまで一年足らずですから
私もこの際「後のことは知らん」と開き直ってマイナス金利を撤廃し
後のことは次期総裁に一任すればいいと思います。(丸投げとも言いますが)

それと何度も言う様に消費税の期限付き減税。
無理を承知で証券優遇税制の復活(キャピタルゲインもインカムゲインも一律10%)
とにかく世の中にお金が回る政策を積極的に実行する時です。

そうしなければ日本は地方都市の寂れた商店街(シャッター通り)になりかねません。
たか○さん
しかし円高に行こうとしても全然高くなりませんね。
日銀が自らの失敗を認めて せめてマイナス金利でも取り下げればいいと思うのですが。
たか○さん
日経平均が円で 下がりがSP500より緩く見えますが実は同じくらいドルベースでは落ちているのではないでしょうか。調べてないのでわかんないですが。
たか○さん
お疲れ様です。
円安に関しては 国内が中心となる中小企業の収益が大きく下がり倒産ラッシュが来ると思います。

上場している大きな会社は世界も相手にしているところが多いので影響は少ないと思いますが 中小が崩れ始めると国内景気はより悪くなりより不景気が鮮明になっていくと思います。

確かに国内にいて投資という面で見れば円安はいいことに見えますが稼いでいる円の価値が落ちているということは結局、想定的に見ればもうけは減っているのではないでしょうか。海外は 円換算ではなくドルで見ているはず。日本に投資する魅力が円が安くなっている分下がっていると思います。
たか〇さん お疲れ様です。

円安の件ですが、現状でも10%円安になると
TOPIXベースの収益は5%上がると言われています。
今年3月のドル円平均レートが115.6円。
これに対して6月のドル円は135.25円で17%円安が進んでいますから
TOPIXベースの円安効果は3月時点より収益を8.5%押し上げる計算です。

それから当面の為替見通しですが、早晩1ドル140円台
2023年には150円が視野に入ると予想されていますので
予想通りになれば(タラレバです)、さらに11%程度収益に貢献する筈です。
これは今年3月をベースにすれば合計で14%の増益が見込める計算になります。
但し原材料費やエネルギーコストが横這いだと仮定した場合ですが。

因みに貿易収支の件は充分理解していますが
輸入物価の上昇が全て企業のコスト増に繋がる訳ではないので
やはりTOPIXベースの円安効果はかなり期待していいと考えています。
さらに日本の輸出製品は価格支配力が比較的高いそうなので
価格への転嫁がどの程度原価高を補えるかにも注目しています。

それからG.Sの先物手口(6/20現在)ですが、今のところ大きな動きは見られません。
NK225先物9月限=19876枚売り越し
NK225mini9月限=19885枚売り越し
TOPIX9月限=27476枚買い越し   以上です。

ところでこの先踏み上げ相場が見られるかどうか分かりませんが
(そうなれば嬉しいですが)
市場は7月FOMCの0.75bp利上げをほぼ織り込んだ可能性が高い様ので
もしそうであれば3月9日の安値(24681円)が底値だったかも知れません。
たか○さん
外資ポジ 空売りが不穏ですね。
踏み上げになれば面白いですが普通は下ですね。これ。
たか○さん
むしろ貿易収支見ればわかりますが 仕入れのほうが今は日本は大きいので円安メリットというより円安リスクですね。
たか○さん
海外の売り上げが大きい国→大きい会社
たか○さん
そもそもガソリンが上がりすぎて自動車買う意欲もそがれますしね。
たか○さん
円安メリットについてですが 日本はすでに製造大国ではないので円安メリットはほぼないと思います。
今現在日本の国債が馬鹿みたいに売られてる理由でもあるのかなと。

いま日本の企業で円安メリットがある国は 日本より海外の売り上げが大きい国であり、かつ 日本で仕入れて生産したものを海外に高付加価値をつけて売れるメーカー。
海外で生産して 海外で売ったり 輸入したものを海外でちょっと利益乗っけて売るくらいじゃあ仕入れも上がっているからもろに円安メリットとは言えない。

自動車もすでに海外生産が多いでしょうから 一部のトラック系とかを除いてさほどの円安メリットはないんじゃないかなと思っています。
>FRB(トランプに屈した)が気違いな緩和をしたために 
 景気が異常によくなってしまった金余り経済の影響だと思います

ズバリ核心を突いた意見だと思います。
パウエル議長の信念の無さとインフレ予想の読み間違いが
今回の金融不安を増長させた可能性はありますね。

結局FRBの読みが甘く、金融引き締めに動くタイミングが遅れたため
目標金利に到達するまでの時間を短縮せざるを得なかった。
しかし市場は一回の利上げ幅をmax0.5bpと予想していたため混乱が大きくなった。

恐らくそういうことではないでしょうか。

この混乱が何時沈静化するかは分かりませんが
金融政策の効果が現れるまでには、早くてもあと半年は掛かる筈なので
バイデン政権によるインフレ対策が不可欠だと考えています。
そうしなければ、金融引き締めだけでこの難局を乗り越えるのは無理だと思います。

それから日本のインフレ率は4月をピークに頭打ちになりましたが
急激な円安がメリットとデメリットを同時に齎しています。
企業業績にも同じことが言えるので、円安効果と原価高の綱引き
もう一つは外需産業と内需産業の業績バランスがどうなるかですが
何方に軍配が上がるかは今のところ微妙ですね。
たか○さん
ただ戦争部分を 含めてFRBが考えていると また金融政策で引き締めすぎて失敗するかもしれませんね。
たか○さん
これはわたくしの仮設なのですがというかたぶん当たっていますが、
物価の問題は戦争もそうですが 基本 FRB(トランプに屈した)が
気違いな緩和をしたために 景気が異常によくなってしまった金余り
経済の影響だと思います。これを解消するには(戦争は別ですが)
引き締めを大幅に行う(=景気を悪くする)政策が行われる必要があるのです。
ということは FRBは 物価が落ちる=景気が悪くなる まで 引き締めを行うという名目が立つわけです。
たか〇さん お疲れ様です。

米6月度CPIと7月FOMCの結果を待つのが安全策ですが
日本は4月をピークにインフレ率が低下傾向にありますし
企業業績も円安効果でそれほど悪くないと予想しています。
勿論株価はNY市場次第ですが、N/N倍率は縮まると思うので
底打ちは欧米市場より一足早いのではないでしょうか。

個人的には信用取り組みが良好で、値幅調整も充分なプライム銘柄を中心に
数回に分けて買う予定にしています。

また今後の相場予測ですが、FRBの利上げ目標に対して
一段と引き締めるか、それとも緩めるか、或いは予定通りに進むかの三択なので
当面はインフレ率だけ注視して置けば問題ないと考えています。

従って6月~8月は少しずつ買い進みながら
イベントの前だけヘッジを強める作戦で行こうと思います。
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