NYダウは41.74ドル、0.5%ほど下落しました。ただし、ザラバでは12時頃に140ドルを上回る下落を見せており、その後は着実に下げ幅を縮めました。基調の強さが感じられ、大きく下げたという印象はありません。
ナスダックも0.9%強下げましたが、サンマイクロシステムズがIBMによる買収提案を拒否した影響が大きかった割には、下げが限定的でした。
そこで、今日の日経平均なのですが、米国市場の下げが影響して軟調な展開を予想しています。ただ、基調が強く大きな下げにはならないと思われます。
ただし、これまでの上昇ペースの速さに、先物で9000円の大台をクリアした達成感も加わって、市場は一休みのきっかけを探していると感じられます。米国市場の下落は、引けにかけて戻したこともあって、一休みの口実としてはちょっと迫力不足かも。
いずれにせよ、市場の調整の可能性は常に念頭に置きたいところです。
今日は日銀金融政策決定会合にともなう白川日銀総裁の会見がありますが、市場へのインパクトは限定的と見ています。夜、といっても午後6時ごろにはユーロ圏の第4四半期GDPが発表されます。ちょっと気になります。