警戒しつつ臨んだ株式市場でしたが、日経平均株価は17.17円、0.19%とわずかに上昇しました。
前場は調整色が強く一時93円安まであったのですが、後場に入って切り返しました。上海が2.14%の上昇となったインパクトが大きかったようです。鉄鋼や非鉄が大きく上げたのは、中国需要の回復期待が背景にあると見られます。
しかし、あくまでも私見ですが、どうもすっきりしない株式市場です。日経平均株価が9000円をブレークする勢いが見えないのです。壁にぶつかって、退却して、再び勢いをつけてぶつかっていくようなダイナミズムが感じられません。
そのダイナミズムを引き起こす触媒が何なのかが見えないため、どうも9000円の壁をブレークするには時間がかかるように思われます。
夕場の日経平均先物は1%近く下げて終わりました。高値追いに対しては、引き続き警戒するスタンスを崩すわけにはいきません。
現在(午後9時20分)、シカゴのCMEではダウ平均が111ドル下落しています。バンクオフアメリカが黒字転換したにも関わらず大幅な下げです。ナスダックも23ドルを越えて下げています。