開け直後に71円高まであった日経平均株価は、後場に入って一時90円安まで調整しましたが、その後切り返して、結局19.15円、0.2%高で引けました。
金融セクターが上昇率の上位を占めており、前日の米国市場の流れを引き継いでいると見られます。一方、下落率では自動車などの輸送用機器とタイヤなどのゴム製品が目立ち、トヨタの2期連続営業赤字の見通しが大きなショックとなりました。
全体としてみれば、後場の切り返しに見るように、株式市場を下支えする買いのエネルギーの強さを感じますが、やはり気になるのは上昇の牽引役が見えないことです。
米国も同様です。ストレステストの話題を引き継ぐテーマが浮かんできません。現在(午後8時)、GLOBEXではナスダックが18ポイント、ダウ平均が76ドルほど下落しています。日経先物も115円下げて9365円となっています。
日本の株式市場が、米国の市場動向を反映した展開であるだけに、これから開く米国市場と、明日の日経平均株価の動向が気がかりです。
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