前日比64円安で始った日経平均株価は終日狭い範囲での値動きを繰り返し、結局80.49円、0.86%の下落に終わりました。大引け前30分前に、能天気とも思える戻しがありました。欧州系などの海外資金のようですが、あまり大きな意味はないと思います。
比較的にわかりやすい市場展開でした。セクター別の上昇率ランキングの第3位は紙パルプ。円高の進行から、円高メリットセクターに資金が向かいました。
一方、ランキング最下位は小売。豚インフルエンザが関東にも拡大したことから、消費動向に対する懸念が強まりました。
なお、ランキングのトップはゴムでしたが、これはセクターが評価されたというより、ブリヂストンが上げたためと思われます。4月13日に発表された、中国江蘇省無錫にあるラジアルタイヤ工場の大幅増産のニュースが改めて評価されたようです。
現在(午後7時40分)シカゴのGLOBEXでは、ダウ、ナスダックともに下落しています。ダウは51ドル下げていますが、下げ幅は拡大の方向です。日経先物は9240円。大阪の夕場もほぼ連動しています。
米国ではこれから、5月17日までの週の新規失業保険申請件数、4月の景気先行指数、5月のフィラデルフィア連銀景況指数と、気になる指標が続々出てくるので気を抜けませんね。
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