米国株式市場の下落を受けて、日経平均株価も軟調な展開が予想されます。静観せざるを得ないと見ています。
ダウ平均株価は173.47ドル、2.05%と大きく下げました。4月の中古住宅販売件数が事前予想を上回ったこともあり、午前中は無難な相場展開でしたが、午後1時半過ぎから急落に転じました。
GMの動向をめぐる悲観的な見方が一段と強まり、市場のセンチメントを冷やしたようです。株価は20%強の大幅下落でした。
ただし、より直接的にダウ平均株価の下落を導いたのは、長期金利の急上昇だと思われます。10年もの国債が3.71%と昨年11月以来の水準となりました。金利上昇が、景気回復期待の高まりによるものであれば何も問題はないのですが、今回の上昇は膨大な財政赤字にGM問題が絡まったものであるために、悲観的に見るべきだと考えます。
このような米国株式市場に影響される日経平均株価ですから、今日は基本的に静観の構えで臨まざるを得ません。
4月の商業販売統計速報、5月の地域経済動向などいくつか経済指標が出てきますか、市場を驚かすようなものはないだろうと考えます。
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