ダウ平均株価は96.53ドル、1.15%上昇して、8500ドルをわずかに上回って終了しました。といっても、決して力強さを感じさせる展開ではありませんでした。ほぼ一日膠着状態が続き、大引け30分前には前日を16ドルほど下回っていました。ところが大引けにかけて突然に上昇を始めて、結局100ドル弱の上昇となりました。
終了直前の上げを主導したのが金融株です。JPモルガンの株価推移にその様子が鮮明に写しだされています。金融株上昇の契機となるような具体的な要因は見当たりません。日経平均の引けにかけての動きととてもよく似ています。月末のお化粧買いは世界共通の現象なのかもしれませんね。
このようなわけで、月曜日の日経平均株価の展開は予断を許さないと見る必要がありそうです。金曜日には9500円を上回って引け、しかもダウ平均株価も100ドルに近い上昇を示したわけですから、一見すると好調な展開が予想出来そうなのですが、警戒的に臨みたいと思っています。ダウ平均株価が引け後のGLOBEXで57ドルとかなり大きく下げたことも頭に入れておく必要があるかもしれません。
皆様のクリックがスケアクロウの何よりの励みになっています。これからも応援よろしくおねがいいたします。


