米国株式市場の反落を受けて寄り付きは低くなると思われます。しかし、弱気は禁物です。寄り付きの水準によって柔軟な対応が必要ですが、シカゴの日経平均9900円を大きく下回るようであれば、ザラバでの下げ幅の縮小も念頭に置いて、むしろ強気で臨む必要もありそうです。
ダウ平均株価は187.13ドル、2.13%の大幅下落となりました。6月のニューヨーク連銀製造業景気指数、4月の米国住宅建築業者協会(NAHB)住宅市場指数が事前の予想を下回ったことや、原油など商品市況が下落したことが影響したようです。
急騰を続けた米国市場が、利益確定売りのちょうど良いきっかけを見つけたという印象です。イランや北朝鮮をめぐる地政学的不安も指摘されているようですが、それにしては金価格も下落しているわけですから、市場があまり心配しているようには見えません。
上昇したマイクロソフトやアメリカンエクスプレスのザラバの動きを見ると、どうも単なる小休止という気がしてなりません。
そこで、今日の日経平均株価なのですが、前日の下落幅がアジア主要国に比べて小さかったこともあり、寄り付きは低くなりそうです。しかし、対ドル円高の動きを見せていた為替も落ち着く気配ですし、白川日銀総裁の会見を除いて、市場に大きな影響を及ぼしそうな経済指標は予定されていません。
したがって、シカゴの日経先物の水準を大きく下回る寄り付きであれば、むしろ強気で臨みたいと考えています。
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