今日の株式市場を振り返る 6月19日

スケアクロウさん
スケアクロウさん
 前日のダウ平均株価の上昇を受けて、54円高でスタートした日経平均株価は、上げ足を速め、10時頃には118円高となりました。その後は一転して停滞したのですが、大引け前に再び上昇して82.54円、0.85%高で終えました。

 結果的には堅調と言っても良いのでしょうが、ザラバでは力強さは感じられませんでした。銀行や商社など大型株が上昇したという印象ですが、強いて特徴と言えるほどではありません。

 週末を控えた手じまいの動きもあったと思いますが、やはり対ドル円レートの動向が相場の頭を押さえたと考えています。ザラバでは、円高に動く兆しは見えませんでしたが、円安への動きも止まってしまいました。この停滞が株式市場に影響したようです。

 ただ大引け前ごろから再び円安に動き出しました。これが大引け直前の日経平均上昇の背景の一つになった可能性があります。円レートの15分足でみると、その状況がさらに鮮明です。

 今日の下落率トップは円高メリットセクターの代表である紙パルプでした。株式市場がいかの為替の動向を気にしているかを示唆しているように思えます。

 現在(午後11時10分)米国株式市場はすでに開いています。ダウ平均株価が40ドル高程度、ナスダックも25ドル高程度で推移しています。ダウは僅かに上昇幅を縮めてきているようですが、ナスダックの基調は強そうです。

 今日は主要経済指標の発表は予定されていませんから、もしこのまま堅調に推移すると、対ドル円レートの円安方向への動きも重なって、月曜日の日経平均株価は強そうですね。

 今日は講演会のために、ご報告が遅れてしまいました。申し訳ありません。皆さまのクリックがスケアクロウ一同の最高の励みです。よろしくおねがいいたします。
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