早朝には落ち着いて推移していた対ドル円レートなのですが、急激に円高方向に振れています。株式市場にとってインパクトのある重石になっています。
現在、東証33業種のうち29業種が下げています。上昇率のトップは円高で原燃料コスト低下が期待される電力・ガス。と言っても、典型的なディフェンシブとしての特性もあり、そちらのほうが市場から評価されていると見たほうが良いかも知れません。上昇率第3位には、やはり典型的なディフェンスブである医薬品がランクされています。
今日は市場を動かす大きな要因がないと見ていたのですが、為替動向がその要因として浮上してきました。
5月の景気動向指数の発表は午後2時です。
そこで現在の見方なのですが、円高が突然、しかも急速に進展しました。問題はその持続性です。円高の背景が完全に見えていないので無責任なコメントはできませんが、どうもこのまま続くようには思えません。
したがって、為替が落ち着きを見せれば株式市場も反発する可能性が高いため、反騰のタイミングを逃がさないようにできればよいと考えています。
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