為替に振り回される毎日が続きます。今日も一時91円台に突入した対ドル円高を受けて日経平均株価は78円安で寄り付きました。前場は回復の兆しを見せたのですが、後場は再び調整局面となり129.69円、1.38%の下落に終わりました。
いつもと少し様子が異なるのは、ザラバで対ドル円レートが比較的に落ち着いていたのも関わらず、後場にかけて株式市場が下落したことです。さすがに、市場の開け前に一挙に2円以上の円高になった後では、多少の円安の動きは焼け石に水といったことだろうと理解しています。
ファナックのザラバの動きが輸出関連株に対する円高のインパクトの大きさを物語っています。
アジア市場はまちまちでしたが、比較的に小幅な動きでしたが、シンガポールの上昇と日本の下落が突出しています。上海と台湾がシンガポールに続いて堅調でした。
すでに米国市場は開いています。ダウ平均株価は50ドル高、ナスダックも14ポイント強の上げと堅調です。
前日のアルコアの決算が予想よりも良かったこと、7月4日までの週の新規失業保険申請件数が56万5千件と、前週の61万7千件を下回り、しかも事前の予想値であった60万3千件を下回ったことなどが歓迎されていると見られます。
さらに5月の卸売在庫も予想通りの減少ということで、どうやら今日は順調な株式市場が期待できそうですね。
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