米国株式市場の上昇を受けて、今日の日経平均株価の寄り付きは高そうです。対ドル円レートの乱高下がなければ、ザラバも堅調な動きを想定して、強気で臨みたいと考えます。
ほぼ前日比の水準で始まったダウ平均株価は、その後一貫して上昇基調をたどり、185.16ドル、2.27%の大幅上昇での大引けとなりました。
ウオール街の著名アナリストがゴールドマン・サックスの投資判断を引き上げたのがきっかけとなり、金融セクターがマーケットを牽引したようです。そのゴールドマンの株価は5.3%強と大きく上昇しました。
ハイテク指標であるフィラデルフィア半導体指数が2.4%上昇し、ナスダックも2.1%上げています。
好調な米国市場の上昇と並行して、対ドル円レートもドル高円安に動いています。
GLOBEXでの日経先物は9,315円と9,300円台を越えてきています。
したがって、今日の寄り付きはとりあえず9,300円をメドにしたいと考えます。それよりも低く寄り付くようであれば、ザラバでの堅調な展開を期待して強気で臨むつもりです。
きょうから2日間にわたって日銀の金融政策決定会合が開かれます。そのほか、6月の首都圏・近畿圏のマンション市場の動向が注目です。
米国では6月の生産者物価指数と小売売上高、5月の企業在庫などの重要な経済指標に加えて、注目のゴールドマン・サックスの4-6月期決算が発表されます。さらに、ジョンソン・アンド・ジョンソン、IBM、GEやインテルなどの重要決算が目白押しですから、今日の日経平均株価の大引けにかけては、米国のGLOBEXの動向に注意する必要がありそうです。
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