米国株式市場の大幅上昇に呼応して、122円高で寄り付いた日経平均株価は、すぐに上げ幅を拡大して、午後1時ごろには234円高となりました。その後は多少伸び悩みましたが、211.48円、2.34%で終えました。
セクターの動きは前日の裏返しのように見えます。前日に上昇率で上位を占めた医薬、電力・ガス、食品などのディフェンシブなセクターが、今日は下位グループにあります。一方、前日最下位の証券商品先物が今日のトップです。
ほぼザラバ全体を通して、対ドル円安への動きが持続したことが、堅調なマーケットを支えた重要な要因だったと見ています。
アジア市場も好調でした。香港とインドの上昇率は日本を上回り3%を大きく上回っています。
現在(午後7時半)、GLOBEXではダウ、ナスダックとも上昇しています。ダウで25ドルの上昇です。
今日は、6月の生産者物価指数と小売売上高、5月の企業在庫など重要な経済指標に加えて、ゴールドマン・サックス、ジョンソン・アンド・ジョンソン、IBM、GEやインテルなど注目決算が目白押しです。
特に開け前に発表されるゴールドマン・サックスの決算が楽しみです。前日に著名アナリストであるメレディス・ウィットニーさんが投資判断を上方修正したことが、ダウ平均株価上昇の引き金になったからです。
ゴールドマン・サックスの1-3月期は一株当たり3.39ドルでした。4-6月期のコンセンサスは3.54ドル。株式市場は好調な業績を期待として織り込んでいますから、発表の内容に対してどのような反応を見せるかに注目しています。万一、コンセンサスを下回ると、かなりまずいのですが、多分それはないでしょう(と期待しています)。
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