米国株式市場の上昇から、今日の日経平均株価は高く寄り付くことが期待されるのですが、為替の動向によってはザラバでの軟調な動きも予想され、注意して臨みたいと考えます。
ダウ平均株価は67.79ドル、0.77%高で終えました。昼過ぎに一時37ドル安まで下げたのですが、予想を上回る決算が市場を支えました。バーナンキ議長の議会証言には大きな驚きがなく、市場へのインパクトは限定的だったようです。
キャタピラーの好決算に注目が集まりました。新興国での明るい見通しもあり、株価は7.7%と大きく上昇しました。引け後の時間外取引でさらに0.1%上昇しています。
この流れを受けて、今日の日経平均株価はCMEの円ベース日経先物価格である9,660円を若干上回る寄り付きを想定しています。
ただし、対ドル円レートが昨晩大きく円高に振れており、その後小康状態だったのですが、また円高方向へ動きそうな気配を見せています。
したがって、ザラバでの調整局面も十分予想されます。前日の大幅上昇の後だけに、慎重に対応したいと思っています。
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