30円高で寄り付いた日経平均株価は軟調気味に推移していたのですが、午後1時過ぎから下げが加速しはじめ、大引けは122.48円、1.18%安となりました。
後場に下げが加速したのは、何か特別な出来事があったわけではないようです。これまでの株価上昇による相場の過熱感に対する懸念ということだと思います。ここに示したトヨタの株価は、予想よりも良い決算にほとんど反応していませんでした。正確に言えば、株価にすでに織り込まれていたということです。この動きが株式市場の下げの重要な契機になったと理解しています。
加えて、対ドル円レートがザラバでは円高に振れたことも、株式市場の足を引っ張りました。
アジア市場は、インドを除いて下げています。上海、香港、シンガポール、台湾、インドネシアの各市場の下げ幅は日本を上回りました。
現在(午後9時40分)、GLOBEXではダウが28ドル、ナスダックが2.5ポイントほど下げています。下げ幅はわずかですが、拡大気味に推移しており、予断は許しません。
今日は、7月のISM非製造業景況指数、6月の製造業受注指数の他、7月のチャレンジャー社による企業人員削減数調査、7月のADP社による民間・非農業部門雇用者数など注目を要する経済指標の発表が続きます。さらに、P&G、シスコの決算から目が離せません。
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