今日の日経平均株価は、高めの寄り付きが期待できるのですが、ザラバは軟調気味な小動きを想定しています。
高めの寄り付きを想定するのは、前日の大幅下落の反動が理由。CMEの日経平均先物(円ベース)の10,295円をメドとしています。
ダウ平均株価は39.22ドル、0.42%下落しました。7月のISM非製造業景況感指数46.4と事前予想であった48を下回ったことが引き金となり、10時半過ぎには一時113ドルまで下げ幅を拡大しました。
その後下げ幅の縮小したのは、6月の製造業受注指数が前月比0.8%減のコンセンサスに対して、0.4%増になったこともあるのですが、新しいCEOを迎えるAIGの株価が63%弱と大幅に上げた影響が大きいと見ています。
一方で、予想を上回る利益を発表したクラフトフーズやP&Gの株価が軟調であったことに注意する必要がありそうです。株式市場が「コスト削減による利益」から「売上高の増加による利益」を要求し始めていることを示唆するからです。
今日は午後2時に6月の景気動向指数速報値が出てきますから、ザラバに影響を与える可能性は否定できませんが、基本的には軟調気味な小動きを想定しています。
キリン、ダイキン工業、TDK,パイオニア、住友不動産など注目決算が続々と出てきます。米国と同様に、「予想よりマシな利益」はすでに織り込み済みで、株式市場の要求はもう一段高くなっていることに注意したいと思っています。
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