今日も高く寄り付きそうです。CMEの日経平均先物(円ベース)である10,410円をメドとしたいと思います。
昨日は米国市場の調整を無視するようにザラバで大きく上昇しました。今日も米国市場の調整が続いていますが、再び日経平均株価が無視する可能性も否定できません。しかし、ザラバでの反落の可能が昨日より高まったと見て、警戒態勢で臨みたいと考えます。
ダウ平均株価は24.71ドル、0.27%下落しました。大引け1時間前まで50ドル以上下げていましたから、数字以上に停滞感が強かったという印象です。
週間の新規失業保険申請件数が事前予想より少なかったにも関わらず、金曜日の雇用統計を前に、その影響は限定的でした。
雇用統計に関しては、さまざまな憶測が乱れ飛んでいるようで、株式市場が非常に神経質になっている様子がうかがわれます。
前日引け後に控えめな業績予想を出したシスコの株価はザラバで戻したのですが、期待を下回る決算内容だったP&Gの株価が4.5%下落しました。
また、前日まで堅調な上昇を続けていた金融セクターが反落しました。ニューヨークメロン銀行の株価の動きが象徴的です。
今日の国内では、6月の特定サービス産業動態速報の他には、重要な経済指標の発表は予定されていません。決算発表は500社を越え、ピークを迎えます。後場になると、雇用統計の発表を控えるGLOBEXでの米国市場の動きが気になりそうです。
対ドル円レートは水準は円安ですが、円高方向への動きを見せており、予断を許しません。
皆様のクリックがスケアクロウ投資経済研究所一同にとって何よりの励みになっています。「ブログランキング」ロゴのクリックをよろしくお願いいたします。
本文中に使用しているデータやグラフ類は主にここに掲げる各社の公表しているものに大変お世話になっております:経済産業省、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CNN Money、MSN Money、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、外為どっとコム


