想定とは全く逆の厳しい下げになりました。8円安で始まった日経平均株価は、下落を続け、午後1時過ぎには241円まで下げ幅を拡げました。その後反発したものの、145.21円、1.4%安で終えています。
下落の引き金は、米国での新車助成廃止であると見ています。ホンダの株価が4.1%弱と大きく下げました。
さらに、中国が金融機関の自己資本の基準をより厳しくすることが伝わると、下げ幅が一段と拡大したようです。
ただし、中国(上海)市場は、出足こそモタつきましたが、すぐに堅調に上昇をはじめ、結局約2%の上昇となりました。
アジア市場は、全般的に軟調でしたが、台湾(-1.2%)を除いて下落幅は僅かでした。日経平均株価の突出した下げが目を引きます。
GLOBEXでは、ダウ(-5ドル)、ナスダック(-4.5ポイント)とも下落しているのですが、下げ幅は縮小方向です。新車助成廃止のダメージは消えてしまったように見えます。
今日は7月の中古住宅販売件数の他には、重要な指標の発表は予定されていません。
週末の手じまいということもあるのでしょうが、日本市場だけがバタバタと大騒ぎをしたという印象が残る一日でした。
日経平均株価は、日足で見ると、上昇を続ける25日移動平均線に支えられて反発しているため、米国市場の状況にもよるのですが、月曜日は比較的に落ち着いた展開が期待できると考えています。
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