今日の日経平均株価は? 10月2日

スケアクロウさん
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 米国株式市場の下落と対ドル円高方向への振れに加えて、株式市場を押し上げる特別な要因も見当たらないことから、今日の日経平均株価は軟調な展開を想定しています。警戒態勢で臨みたいと思います。

 寄り付きはCMEの日経平均先物価格(円ベース)の9810円としています。

 その水準を大きく下回る寄り付きであれば、ザラバで多少の戻りが期待できますが、後場になると8月の雇用統計を控えた米国のGLOBEXの動きに影響されそうですし、週末の手じまいの動きもいつもより鮮明になる可能性もあります。

 ダウ平均株価は203ドル、2.09%下落しました。



 週間の新規失業保険申請件数が55万1千件と事前予想の53万5千件を大きく上回ったことに加えて、9月のISM製造業景況指数も52.6とコンセンサスの54.0に届きませんでした。

 特に、ISMの指数は前月比に比べて上昇予想であったものが、一転しての下落でしたから、株式市場に大きなショックを与えたようです。

 株式指標は寄り付き直後に急落した後、反転の兆しもないままにダラダラと下げたという印象です。

 JPモルガン・チェースのザラバの株価推移が、今日の市場の雰囲気を示しているようです。



 ハイテク指標であるフィラデルフィア半導体指数が4.8%と大きく落ち込んでおり、ナスダックの下げも3.06%に達しています。

 ダウ、ナスダックとも、引け後の時間外でも軟調な推移です。

 このような米国市場の展開に加えて、対ドル円レートが円高方向に触れる気配を見せているため、今日の日経平均株価に対しては警戒が欠かせないようです。



 8月の失業率と有効求人倍率、そして家計調査がもうすぐ発表されます。9月のマネタリーベースがそれらに続きます。

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