6円高で寄り付いた日経平均株価は、前場終了近くには上げ幅を63円まで拡大しました。後場になると、一転して、反落に転じたのですが、すぐ落ち着きを取り戻して、32.87円、0.34%高で終了しました。
最近は似たような相場展開が多いような気がします。前日のダウ平均株価は反落したのですが、引け後に発表されたアルコアの好決算に牽引されて、時間外では上昇しています。
この米国の動きが前場の日経平均株価に大きく影響したようです。
後場の調整は、対ドル円高が後場開始後に円高方向へ振れたためと見ています。ただ、一段の円高には進まずに落ち着いたことから、株式市場も徐々に持ち直しました。
セクター別にみると、市況関連がパフォーマンス上位に並び、ディフェンシブなセクターが下位に並んでいます。最近は、この構図が多いようです。
今日は海運市況の上昇に注目が集まりました。最近1カ月のバルチック海運指数は、このようになっています。
この動きを反映して、日本郵船が7%以上上昇するなど、海運株が活況でした。為替変動をものともしない堅調な値動きが、今日の日経平均株価の後場を支えたと見ています。
アジア市場は、インドネシアと台湾を除いて堅調な動きでした。
GLOBEXではダウ(+83ドル)、ナスダック(+14ポイント)と大きく上げています。アルコアのインパクトが大きいようです。週間の新規失業保険申請件数や8月の卸売統計の発表が予定されています。
というわけで、明日の日経平均株価にとっては好ましい展開で推移しているようです。
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