10,000ドルの大台を達成したダウ平均株価が、その大台を維持できるかどうかに注目していたのですが、残念ながら維持できませんでした。67.03ドル、0.67%下げて、9995.91ドルで終了しました。
この動きを映して、CMEの日経平均先物価格(円ベース)は10,205円となっています。どうやら、月曜日の日経平均株価は安く寄り付くことになりそうです。
ほぼ前日終値で寄り付いたダウ平均株価は、すぐに下げ幅を拡大して、10時近くには123ドルまで下げ幅を拡大しました。その後は徐々に持ち直したのですが、停滞感が強いままの一日でした。
GEやバンク・オフ・アメリカなどの注目決算にマーケットががっかりしたことが大きく影響しました。
気になるのは、GEや前日に発表されているIBMなどが、予想を上回る利益を出しながら、売上高が期待を下回ったために、株価が大きく下げていることです。
マーケットは、コスト削減により達成された利益よりも、業績回復の基盤となる売上の動向を気にしています。景気回復の証拠が欲しいということなのでしょう。
決算に対する期待値が高くなっているわけですから、好決算で株価がどんどん上がるというような楽観的な期待は控えたほうが良いかもしれません。
同時に、期待を上回る売上高を実現できる企業を選び出していくことは、効果的な投資戦略になりそうです。
10月のミシガン大学消費者信頼感指数速報値が69.4と、コンセンサスの73.3%を大きく下回ったことが、マーケットのセンチメントを冷やす一因であったと思われます。
米国市場の決算に対する反応の仕方は、これから本格的になる日本市場にも参考になると思います。
対ドル円レートはドル91円手前で安定した動きを見せています。
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