今日の日経平均株価は小幅に上昇したのですが、その8割近くが大引け前1時間の上げによるものです。しかも、ファーストリテイリング1社でマーケットを6割以上引き上げた計算になりますので、実質的には堅調ながらほぼ横ばいで推移したというのが実体と見ています。
17円安で寄り付いた日経平均株価は、すぐに月曜日の終値付近まで戻したのですが、そのあと午後2時ごろまでは小幅な上下を繰り返すにとどまりました。しかし2時以降に34円近く上昇して、41.36円、0.42%高で大引けを迎えています。
国際商品市況の上昇を映して、非鉄などの素材関連セクターが値を上げています。また、対ドル円レートがザラバで円安方向に振れたことから輸送用機器も比較的に堅調でした。
ただし、半導体関連銘柄の低迷もあって、マーケット全体としてはほぼ横ばいの推移でした。
それでも、10月のユニクロの既存店売上高が前年同月比35.7%と大幅に増加したことが伝えられたファーストリテイリングの株価が大引け前に一段高となったことがマーケットを引き上げたと見ています。
ちなみに、ファーストリテイリングの株価は4.4%強上昇して、マーケットを約27円程度引き上げたことになります。
アジア市場は好調でした。インドが3%を上回って上昇したのはじめ、香港、韓国、台湾、インドネシア、シンガポールが1%を大きく越える上げ幅となっています。したがって、日本の停滞感が目立つ状況でした。
GLOBEXではダウ(+53ドル)、ナスダック(+4.5ポイント)ともに上げています。ただ、多少上げ幅は縮まってきました。
今日は10月のADO雇用統計とISM非製造業景況感指数に続いて、注目のFOMC政策金利の発表が予定されています。予断は許しませんが、マーケットはネガティブ・サプライズはないと踏んでいるようです。
決算は、シスコ・システムズ、コムキャスト、タイム・ワーナーなどが注目されているようです。
というわけで、このまま米国市場が堅調に推移すれば、日経平均株価にもかなりの好影響が期待できそうです。
皆様のクリックがスケアクロウ投資経済研究所一同にとって何よりの励みになっています。「ブログランキング」のマークをクリックしていただけるとランキングのポイントになります。ご協力をよろしくお願いいたします。
本文中に使用しているデータやグラフ類は主にここに掲げる各社の公表しているものに大変お世話になっております:経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN Money、MSN Money、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、外為どっとコム
1件のコメントがあります
1~1件 / 全1件
おはようございます。
9983ファーストリテはずいぶん値上がりしましたね。
妻に聞くと、しばしば行っているとのことでした。
デザインが良いらしいです。
値段が安いだけなら他にも店はありますし、デザインのもっと良い他店もあるのでしょうが、そのバランスの取り方がうまいのでしょうね。
9983ファーストリテはずいぶん値上がりしましたね。
妻に聞くと、しばしば行っているとのことでした。
デザインが良いらしいです。
値段が安いだけなら他にも店はありますし、デザインのもっと良い他店もあるのでしょうが、そのバランスの取り方がうまいのでしょうね。