今日の日経平均株価は高めに寄り付いたあと、堅調な推移を想定しています。
CMEの日経平均先物価格(円ベース)9,860円を寄り付きのメドとしています。
高めの寄り付きの背景となっているダウ平均株価は30.23ドル、0.31%上昇したのですが、大引け1時間前には156ドル高でした。僅か1時間で126ドル近く下げたことになるのですが、別に悪いニュースによるものではありません。したがって、米国の基調は今日の大引けの株価が示唆するよりも強いと見ています。
大引けにかけての下げのきっかけはFOMCの政策金利の発表でした。金利は据え置きで、ゼロ金利を維持するということでサプライズはなかったのですが、対ドル円レートの動きを見ると、非常に大きく上下に振れており、動揺が大きかったことが示されています。
ただ結局は、為替が元の状況に収まったように、株式市場も材料出尽くしと言うことになったのだろうと思います。そして、金曜日の雇用統計に興味の対象が変わったのだろうと考えています。
今日は、日銀の10月に行われた金融政策決定会合の議事要旨の発表の他には重要な経済指標は予定されていません。決算は、エルピーダメモリ、パイオニア、セコムなど相変わらず盛りだくさんです。
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