今日の日経平均株価の寄り付きは高く、ザラバも堅調な推移が期待できそうです。ただし、大引け前には、週末の手じまいと、10月の雇用統計発表を控えた米国市場のGLOBEXでの動向がマーケットに影響を与える可能性があり、多少注意しようと考えています。
米国株式市場の上昇を映したCMEの日経平均先物価格(円ベース)9,855円を、今日の寄り付き価格の一応のメドとしています。
ザラバは、前日に見せた多少の不自然さも窺えるような急落からの反動もあって、堅調な展開を期待しています。
ダウ平均株価は203.82ドル、2.08%と大きく上昇しました。7-9月期の非農業部門労働生産性がコンセンサスを大きく上回った上に、週間の新規失業保険申請件数は予想よりも少なかったことが、マーケットの上昇を牽引しました。
多くの銘柄が堅調に推移しましたが、なかでも3.5%と大きく上げたボーイングの株価推移が今日のマーケットを象徴しているようです。
また、予想を上回る決算と強気の見通しを発表したシスコ・システムズが2.8%弱上げて、2.4%上昇したナスダックに大きく貢献しています。
このような米国市場の動向を反映して、今日の日経平均株価のザラバも堅調な推移を想定しています。対ドル円レートが円高に振れていることも相場を支えそうです。
今日は午後2時に景気動向指数の速報値が発表されます。また味の素、東レ、ホシデンをはじめ400社を越える決算が予定されています。
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