今日の株式市場を振り返る 11月9日

スケアクロウさん
スケアクロウさん
 ザラバでの上下はあったものの、11円安で寄り付いて、終値は19.64円、0.2%高という小動きの一日でした。



 前場は開始直後に47円安まで下げましたが、すぐに持ち直して、10時にかけ100円程度上昇しました。後場は1時前に56円高をつけたのですが、その後はジリジリと下げて大引けを迎えています。

 前場の上昇には損保株が大きく貢献したようです。先週金曜日の引け後に大幅な業績予想の上方修正をした三井住友海上グループホールディングスの株価が8.6%上昇しました。その修正の背景は、災害が少なかったため保険金支払額が予想を下回ったこと、金融不安後退で、クレジット・デリバティブの評価損益が改善したことでした。当然、他の損保会社も同様な経営環境にあるわけですから、損保株全体が値を上げました。



 後場の下げは、多少円安方向への動きを見せていた対ドル円レートが再び円高方向に振れたことが影響したと見ています。



 アジア市場は大きく上げています。インド(+2.1%)、香港(+1.7%)、シンガポール(+1.3%)などの上昇が目立つと同時に、日本の停滞ぶりが目だつ展開でした。

 GLOBEXでは、ダウ(+91ドル)、ナスダック(+16.25ポイント)ともに大幅高です。上げ幅が急速に拡大しているようです。重要な経済指標の発表は予定されていませんが、クラフトによる英国キャドベリー社の買収などM&Aの動きがマーケットの注目を集めているようです。

 このような展開を見ると、どうも日本だけが取り残されているような感じがします。日経平均株価の日足の推移をみると、短期的な底打ちの気配が強く、ストキャスティックスの位置もその見かたを支持しているように思われます。







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