今日の日経平均株価の寄り付きは高そうですが、ザラバでは軟調気味な小動きを想定しています。
寄り付きはCMEの日経平均先物価格(円ベース)9,865円を一応のメドとしています。
ザラバは寄り付き価格の水準にもよるのですが、対ドルで円が上昇気味であることが重石になる可能性を考慮して、軟調気味な小動きと考えています。
ダウ平均株価は136.49ドル、1.33%と大きく上昇しました。バーナンキ議長がニューヨークでの講演で、低金利の長期化を示唆したことがマーケットで歓迎されたようです。加えて、10月の小売売上高がコンセンサスを上回ったことも、株価の上昇を支えました。
シカゴ・オプション取引所のVIX指数が2%ほど下げており、投資家のリスク許容度が高まっていることと、低金利の継続が確認されたことから、ドル・キャリー・トレードの動きが加速した模様で、金や原油など商品価格が大きく上昇しています。代表的な産金会社であるニューモント・マイニングの株価の動きが象徴的でした。
このような動きから、対ドル円レートが円高方向に振れており、今日の日経平均株価の頭を抑えることが、多少懸念されます。
今日は9月の第3次産業活動指数の他に、重要な経済指標の発表は予定されていません。
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