今朝ご報告した「米国株式市場を振り返る 12月4日」の中で、「日経平均株価が安定的に10,000円台を確保するためには、1ドル95円程度が望ましい」と述べましたが、多少正確にイメージをお伝えしておこうと思います。
まず対ドル円レートの動きです。1ドル90円に到達しています。この水準は維持できそうな雰囲気です。さらに円安方向に振れる可能性も否定できませんが、国内企業の大規模な公募増資の影響もあり、現時点では何とも言えないようです。
そこで、今年の5月以降の日経平均株価とドル円の動きをグラフにしてみました。注目していただきたいのは、日経平均株価が10,000円を上回っていた時期のドル円の動きです。
1ドル98円から90円の範囲にあります。そして、現在はおよそ1ドル90円。そして株価はすでに10,000円です。ということは、月曜日の寄り付きが10,200円を上回ってくるとすれば、少なくともあと2-3円の規模で円安が進まないと具合が悪い気がしています。
というわけで、月曜日の寄り付きが高ければ、利益確定の絶好のチャンスとみなされる可能性が高いと考えるしだいです。
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