今日の日経平均株価の寄り付きは低く、ザラバも軟調な展開が予想されるため、警戒体制で臨みたいと思っています。
CMEの日経平均先物価格(円ベース)9,975円を寄り付きのメドとしています。
ダウ平均株価は104.14ドル、1%とかなり大きく下げました。スタート直後から大幅に下げ、ザラバは底を這ったようなイメージです。
理由は、いくつかの悪いニュースが並行して出てきたためと見られます。
1.ムーディーズ社が、米国と英国に関して、財政赤字が縮小しなければ、トリプルAを維持できないかもしれないと指摘したこと。
2.州中央銀行(ECB)がドバイの動向について懸念を表明したこと。 (ドバイに揺れる欧州)
3.フィッチによるギリシャの格下げ
4.ドイツと英国の製造業が低迷
いずれにしても海外発の大きなニュースが今日の日経平均株価に大きな影響を与えそうです。
対ドルで円が大きく上昇しており、米国雇用統計後の円安効果がほとんど消えてしまいました。これが重石になりそうです。
「恐怖指数」とも呼ばれるVIX指数が、ザラバが7.2%と急上昇しているのも気懸りです。
今日は7-9月期のGDP改定値、10月の特定サービス産業動態統計速報などの発表が予定されています。
皆様のクリックがスケアクロウ投資経済研究所一同にとって何よりの励みになっています。「ブログランキング」のマークをクリックしていただけるとランキングのポイントになります。ご協力をよろしくお願いいたします。
本文中に使用しているデータやグラフ類は主にここに掲げる各社の公表しているものに大変お世話になっております:経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN Money、MSN Money、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、外為どっとコム