大きく下落したダウ平均株価に比べると、日経平均株価は下げはしたものの健闘したという印象です。
ダウ平均株価が132ドル下落したことや、対ドル円レートが円高に振れたことなどから、53円安で寄り付いた日経平均株価は、10時頃には135円まで下げ幅を拡大しました。しかし、その後は徐々に持ち直し、2時ごろからは回復が加速して、2時半頃には一時6円安となりました。ボトムから130円近く上昇したことになります。その後手仕舞いの動きもあり、21.75円、0.21%で大引けとなりました。
後場に回復が加速した背景には、金融政策決定会合で、マイナスの物価は許容しないとする、日銀のデフレ克服への姿勢がマーケットに好感されたものと見ています。
11月の全国百貨店売上高が11.8%と落ち込み、デフレ基調が改めて確認されたことで、マーケットセンチメントが悪化した中で、具体的な対策が明示されたわけではないのですが、日銀の姿勢は救いになったようです。ファーストリテイリングのザラバの動きがその状況を示唆しています。
しかし、一方で国際商品市況の影響が大きい商社の株価低迷が目を引きました。
アジア市場は上海をはじめ全般に下落しています。
GLOBEXでは、現在のところダウ(+33ドル)、ナスダック(+4.25ポイント)ともに上昇しています。前日の下げの反動としては、反発力が鈍いことが気になりますが、まず無難な動きです。
今日は、これから忘年会のために外出します。今日は簡単なコメントで失礼します。明日、あらためてきちんとご報告するつもりです。
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