今日の日経平均株価は高く始まりそうです。ただし、寄り付き価格にもよりますが、ザラバの動きには多少警戒する必要があると見ています。
CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,265円を寄り付きのメドとしています。
ダウ平均株価は85.25ドル、0.83%高と、比較的に大きく上げています。
アルコアが7.9%と大幅に上昇したのが目を引きました。モルガンスタンレーが投資判断を上方修正したようですが、直接的にはサウジアラビアとの合弁事業のニュースがマーケットに歓迎されたようです。
また、グローバルな医薬品会社サノフィ・アベンチスによる買収が報道された小売医薬品メーカー、チャッテム(Chattem)の株価が33.1%の急騰を見せています。
ただし、ダウ平均株価のザラバの動きを見ると、10時過ぎに130ドル高まで上昇した後は、大引けにかけて次第に上げ幅を縮小したことが気になります。
金価格の下落で、ニューモント・マイニングの株価が2.7%弱下落しました。
また、ナスダック銘柄であるインテルが、半導体指標の上昇と、バークレーズ・キャピタルによる投資判断上方修正で、2.3%上昇したのですが、11時頃をピークとして、引けにかけて勢いが落ちたように見えるのが気懸りです。
このような米国の株式市場の動向が、日経平均株価にも反映されると見ています。
対ドル円レートが円安に振れていることや、フィラデルフィア半導体指数が2.3%上昇していることが、マーケットのザラバを支えると見ているのですが、米国同様に、大引けにかけて上げ幅を縮小する可能性もありそうだと思っています。
クリスマス・モードで出来高が細る中で、マーケットの変動幅が大きくなる可能性もありますが、ザラバの動きには警戒するつもりです。
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