強いマーケットでした。しかし、クリスマス前の薄い出来高の中で、弱い経済指標をものともせずに3連騰となる上昇を見せたことが、果たして良いサインなのかどうか? 悩ましいところです。
ダウ平均株価は50.79ドル、0.49%高で終えています。ほぼ前日終値付近で寄り付いたのですが、すぐに上げ幅を拡大して10時頃には65ドル高となりました。その後は狭い範囲の値動きながら、堅調さを維持したまま大引けを迎えました。
7-9月のGDP確報値がコンセンサスを大きく下回り、12月のリッチモンド連銀製造業指数がもプラス予想がマイナスで終わるなど、弱い指標が目についたのですが、マーケットには大きな影響が見えませんでした。
一方、10月の住宅販売価格指数や11月の中古住宅販売件数など住宅関連の指標が事前予想よりも良かったことにマーケットは反応したようです。トール・ブラザースの株価が4.5%と大きく上昇しています。
一方で、これまで株価上昇を牽引してきたハイテク株の基調が弱かったのが気になります。フィラデルフィア半導体指数は上昇を維持しているのですが、テキサス・インスツルメンツの株価は0.8%下落しています。
VIX指数が4.6%ほど下落していることから、投資家のリスク許容度が高まっており、マーケットは楽観的なムードに満たされているようです。
CMEの日経平均先物価格(円ベース)は10,430円。対ドル円レートが円安に振れていることもあって、今日の米国市場に大きな動きがなければ、24日の寄り付きは高そうです。
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