米国のCNNが「サンタ・ラリー」と呼ぶ株価上昇に、今日の日経平均株価も連動するかどうか、判断が難しいところです。意外に、低い寄り付きと、軟調なザラバ展開がある可能性も念頭に置いて臨みたいと考えています。
ダウ平均株価は53.66ドル、0.51%の上昇で終えています。半日の営業でした。出来高は僅か2.6億株。通常は14億株台ですから、薄商いの中にも関わらず、株価の上昇は大幅でした。
週間ベースの新規失業保険がコンセンサスを下回ったことがマーケットに評価されたようです。一方、商務省の発表した11月の耐久財受注が事前予想を下回ったことは問題にはならなかったようです。むしろ、航空機など輸送用機器の受注を除くと、好調に増加したことが強調されています。
今日の日経平均株価が、この米国株式市場の楽観的な雰囲気を引き継げるかどうかが興味のポイントです。
米国の株価上昇が薄商いであったこと、そして既にクリスマス休暇に入っており、休暇後の相場展開に興味が移ることを考えれば、予断は許さないと考えています。
対ドル円レートが、多少円高方向に揺り戻していることも気になります。
今日は経済指標は豊富です。米国同様に、弱い指標を無視する展開になりかどうか、注目したいところです。予定されている指標は、11月の企業向けサービス価格指数、完全失業率、消費者物価指数、家計調査、住宅着工統計などです。さらに、高島屋、イズミヤなど20社ほどの決算発表があります。
CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,515円を今日の寄り付きのメドとしています。
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