スタート前の時間外取引では40ドル以上安く推移していたダウ平均株価なのですが、3.1ドル、0.03%の小幅高で終了しました。意外に健闘したという印象です。
午前中は起伏の多い展開でした。開始直後には40ドル安となったのですが、15分ほど経って発表された12月のシカゴ購買部協会景気指数が60と、コンセンサスであった55.5を大きく上回ると、一気に5ドル高まで上昇しました。
しかし、その後は利益確定の動きに押されたように見えます。金融株の軟調な動きが目につきました。
また、原油価格が上昇したにも関わらず、週間の原油在庫の減少が予想より小幅だったことが、石油株にショックを与えたようです。
そのため、ザラバはおおむね10ドルから20ドル安程度の軟調な推移だったのですが、大引けにかけて多少戻して、小幅高での終了となりました。
その要因はハイテク株だったと見ています。フィラデルフィア半導体指数が上昇して、テキサスインスツルメンツの株価が2.4%近く上昇しました。ザラバの動きを見ると、大引け前に一段高となっていて、マーケットの戻りに貢献したと見られます。
対ドル円レートは多少円安に振れる動きを見せています。
CMEの日経平均先物価格(円ベース)は10,625円。昨日の日経平均株価の終値10,546.44円を上回っています。
皆様のクリックがスケアクロウ投資経済研究所一同にとって何よりの励みになっています。「ブログランキング」のマークをクリックしていただけるとランキングのポイントになります。ご協力をよろしくお願いいたします。
本文中に使用しているデータやグラフ類は主にここに掲げる各社の公表しているものに大変お世話になっております:経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN Money、MSN Money、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、外為どっとコム