今日の日経平均株価は高めの寄り付きが期待できそうなのですが、ザラバは軟調な局面も想定して慎重に臨みたいと考えています。
寄り付きはCMEの日経平均先物価格(円ベース)10,845円を一応のメドとしていますが、それより多少低目になるかもしれません。
高めの寄り付きの背景には、ダウ平均株価の上昇があります。45.80ドル、0.43%の上昇で終えています。
本格的な決算期入りで、好決算に対する期待がマーケットを牽引したようです。特に、引け後に発表される予定のアルコアの株価が2.5%とかなり上昇したのが目を引きました。
ただし、引け後に出たアルコアの決算は、売上高こそコンセンサスを18%近く上回ったのですが、一株6セントの利益予想に対して、28セントの赤字となりました。前年同期の1.49ドルの赤字に比べれば、かなり改善したのですが、前四半期には僅かながら黒字を計上していたので、かなりのショックがあったようです。このため、引け後の時間外では5%近くの急落となっています。
加えて、ハイテク指標であるフィラデルフィア半導体指数が0.3%の低下したことを背景の一つにして、ナスダックが0.21%下落しました。
このような米国市場の動向の影響から、今日の寄り付きがCMEの日経平均先物価格を多少下回り、ザラバで軟調な展開の可能性を想定する根拠になっています。
対ドル円レートも円高方向への振れが進んでいて、マーケットの重石になる気配です。
今日は11月の国際収支統計、12月のマネーストックと景気ウォッチャー調査などの指標が発表されます。決算は、キューピー、良品計画など消費関連の注目企業が続きます。
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