想定した以上に堅調なザラバでした。1時半頃から大引けにかけての、絵にかいたような、規則正しい右上がりの上昇トレンドが印象的です。
9円高で寄り付いた日経平均株価は10時にかけて40円強上昇しましたが、その後は軟調気味に推移しました。ところが1時半になると、突然人工的にも見える直線的な上昇に転じ、74.42円、0.68%高で大引けを迎えました。
前場の上昇には資生堂があったようです。午前10時に、米国の自然派化粧品会社ベアエッセンシャルズを買収するとの発表で株価が急騰しました。終値では5.1%上昇しています。
午後の上昇局面では、大型優良株の上昇が目立ちました。外人投資家の寄与が大きいのだろうと推測します。
トヨタが1.6%弱上げました。新型プリウスやその上級車であるSAIの受注がきわめて好調であることも背景の一つとなっているようです。
TDKも後場の強さが目立ちました。対ドル円レートが多少円安に戻したことも影響したようです。
その対ドル円レートが、後場に多少円安方向に戻したのですが、引け後は再び円高方向に振れています。今後の動向は予断を許さないようです。
アジア市場はマチマチです。韓国と台湾の上昇率が日経平均株価を上回っています。一方、香港、シンガポール、インドが下げていますが、下げ幅は限定的です。
一方、欧州は全般に下げています。GLOBEXの米国市場が軟調であることが影響しているようです。
現在GLOBEXでは、ダウ(-34ドル)、ナスダック(-7ポイント)ともに下げています。下げ幅は拡大しています。今朝ご報告したように、前日引け後に発表されたインテルの好決算のインパクトは見られません。
今日は、12月の消費者物価指数と鉱工業生産、そして1月のニューヨーク連銀製造業景気指数とミシガン大学消費者信頼感指数の速報値と、きになる指標が目白押しです。しかし、それにもましてJPモルガン・チェースの決算発表に注目が集まっているようです。
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