今日は外出のためご報告が遅れました。
弱いマーケットでした。5日移動平均線を明確に下回ったのが気になります。
11円高で寄り付いた日経平均株価は、前場は一進一退の展開でしたが、後場になると下げ基調に転じ、90.18円安、0.83%安で終えました。
後場の下げは、対ドル円レートが円高方向に振れたことが大きかったようです。ホンダの株価の動きがその状況を物語っています。
一方、円高の恩恵を受ける紙パルプ株が堅調でした。
気になるのは、日経平均株価が明確に5日移動平均線を下回ったこと。短期的には、高値警戒感から株価が調整局面に入る兆候です。
基調としての上昇トレンドは維持されているにしても、株価が5日移動平均線を再び上回ることが確認できるまでは、要注意で臨むつもりです。
アジア市場はマチマチですが、欧州市場は全面的に下げています。GLOBEXでの米国市場が軟調に推移していることが大きく影響していると見られます。
米国では注目されたシティーの10-12月決算が、一株当たり33セントの当期損失と事前予想通りでした。前年同期の一株当たり2.44ドルの損失からみれば大幅な改善です。
この数字がマーケットに安心感を与えたためか、ダウは8.3ドル高、ナスダックも8.3ポイント高となっています。上げ幅は拡大する様子です。
今日は、11月の対米証券投資と1月のNAHB住宅指数の発表が予定されています。引け後にはIBMの決算発表が控えています。
米国の株式市場が堅調であれば、対ドル円安に振れていることもあって、明日の日経平均株価にはプラス要因になりそうです。果たして、すぐに5日移動平均線を上回る水準に復帰できるか注目したいと考えます。
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