企業の将来性や成長は、投資をする上で大事な要素
なのですが、それを重視している人は小数派では
ないでしょうか?
先見性とは先を見る力のことですが、銘柄選びに
おいては目先のことで動いてしまい、数年後の
将来像や業績予想は考えられません。
ある車の販売会社が朝に掃除をしているという話を
テレビで見たのですが、その後、どの販売店でも
同じように掃除をしている姿をみてガッカリしました。
車で販売店が並ぶ道路を9時前に走ると、どこも
同じように道路を掃除していました。
違うのはメーカーのジャケットだけです。
「掃除の何が悪いのか。汚くてもいいのか!」と
いうお叱りを読者様から受けそうですが、私が言いたい
のは掃除についてではありません。
私が言いたいのは、そこではなく、
「人の猿マネをしている会社に何の魅力もない」
ということです。
そして、そんなことを従業員に指示しているリーダーに
能力がなとと言いたいのです。
ビジネスの世界では、モデリングという用語があり、
成功している人、企業の上手くいっている点を摸倣
することが成功の近道というものがあります。
しかしこれはビジネスモデルの話であって、大会社が
どこも同じようにやっていては、他社との差別化も
出来ませんし、アドバンテージもゼロです。
私でも思うくらいですから、他の人も同じように
「テレビのマネだよ」と思われる。
果たしてそんな会社に、数百万円もする買い物を
喜んでしたくなるのでしょうか?
アイデアの出せない会社というのは、投資対象には
不向きです。
成功している会社というのは、他人のやらないことを
やったり、アイデアで勝負したり、何かしら
「オリジナルのある会社」だと思います。
GEを作ったエジソン、マイクロソフトのビル・ゲイツ。
日本であればソフトバンクや日本電産など、こういった
会社は素晴らしいリーダーがいて、世の中に先駆けて
何かを生み出してきた人です。
そして、こういう会社にこそ魅力があり、大事な
お金を投資する価値があります。
1番最初に来た人が開けるのは宝箱ですが、
2番目以降に来た人が開けるのは空の箱です。
⇒ http://saig.livedoor.biz/
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