TOPIXは「赤三兵先詰まり」に似ている
昨日の米国株は反落した(DJIA -41.55, NASDAQ -12.83)。しかし、円安方向へ動いた為替レートを好感して、主力銘柄が上昇したので、本日の日本株全般は値下がり銘柄数の方が値上がり銘柄数よりやや多かったがTOPIXや日経平均は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が711に対して、下落銘柄数は760となった。騰落レシオは116.04%へ低下した。特に、出遅れ感が強い銀行株や、TOPIXのCore30が上げたので指数押し上げ効果が高かった。
TOPIXも日経平均も陽線で続伸した。双方とも1月31日を起算日として上方新値9本まで上げてきたので、一服しても自然な水準と見る。TOPIXは「赤三兵先詰まり」に似ている。
TOPIX +3 @967
日経平均 +62円 @10,808円
2月15日現在の日経平均ベースの予想EPSは657円。株式リスクプレミアムを5%、10年国債の利回りを1.305%、現在の日本の期待名目GDP成長率を0.5%と見積もると、日経平均は次のように簡易計算できる。
P=657/(0.06305-0.005)=11,317円
はたしてここまで届くかどうか?
期待名目GDP成長率を悲観的にゼロと見積もると、日経平均株価は
P=657/(0.06305-0)=10,420円
となり、既に達成したことになる。