昨日の米国株は日本株の急落が影響して、反落した(DJIA -51.24, NASDAQ -14.4)。福島第1原発の放射能漏えい事故を嫌気して、本日の日本株全般は大幅続落した。東証1部では、上昇銘柄数がわずか34に対して、下落銘柄数は1,637となった。騰落レシオは72.82%まで急低下した。
昨日、ほぼ全面安の中で僅かに上げていたゼネコンや土木関連株、重機関連株は反落した。唯一際立ったのが昨日もストップ高となった日本ビルド工業だ(+49.5%)。東京電力、東芝、日本製鋼所など原子力関連銘柄は、今日も大幅続落してストップ安売り気配のままで終えた。その他工作機械銘柄を含む多くの銘柄がストップ安直前まで売り込まれる場面があった。まさにパニック売りの様相を呈していた。
TOPIXも日経平均もさらに下放れて始まり、出来高を伴いながら超長大陰線で終えた。昨年9月1日安値をも下抜けた。セリングクライマックスだった可能性が高い。日経平均は、後場一時1,300円以上の下げ(-14.5%)となり、1987年のブラックマンデー以来の暴落であった。終値ベースでは10.6%安となり、リーマンショック直後の2008年10月16日の11.4%安に次いで歴代第3位の暴落となった。
TOPIXは2009年3月12日安値@698まで後少しのところまで下げたが、明日はどうなるか?これだけ短期間にこれだけ下げると一旦は下げ止まり、ある程度は自律反発するのが自然だが。
TOPIX -80 @766 (ザラバ安値 @725)
日経平均 -1,015円 @8,605円 (ザラバ安値 @8,227円)
本日、寄り付きと同時に信用新規売りを建てた。また、後場寄り付きと同時に打診買いで安値を拾った銘柄もある。売り玉はおそらく明日、一旦手仕舞いとなるだろう。