福島第1原発の事故が深刻化しており、その不安と悪影響を懸念して昨日の米国株は大幅続落した(DJIA -137.74, NASDAQ -33.64)。しかし、本日の日本株は日経平均で見て2日間で約2割も急落したので、テクニカル的には下げ過ぎ銘柄が圧倒的に多く、殆どの銘柄が反発した。東証1部銘柄では、上昇銘柄数が1,541に対して、下落銘柄数は121となった。騰落レシオは79.48%へ。
日成ビルド工業は今日もストップ高(+50円 @201円 +33.11%)で終えた。確かに復興特需はあるが、仮設プレハブ住宅の特需が起こるのはせいぜい1年先までだろう。先週まで50円台の株である。多くの個人投資家がババ抜きゲームに夢中になっているようだ。
TOPIXも日経平均も反発して始まり陽線で終えた。どちらもはらみ線となった。出来高が減少し、安値を更新しなくなったので、とりあえず下げ止まったと見ることができる。しかし、これから大きく反発を続けると思わない方が良い。これから先週木曜日の水準まで戻るには相当な日柄を要するだろう。そのためには東北地方の復旧が軌道に乗り、福島原発の事故が完全に解決される必要がある。
TOPIX +51 @817
日経平均 +488円 @9,093円
本日、前場で売り玉は逆指値発動が発動され全て自動手仕舞いした。