昨日の米国株は大幅続落した(DJIA -242.12, NASDAQ -50.51)。さらにドル円の為替レートが76円台前半(1995年4月の高値79.75円)を16年ぶりに更新したことで、本日の日本株は大幅反落で始まったが、徐々に下げ幅を縮小した。東証1部では、上昇銘柄数が985に対して、下落銘柄数は616となった。騰落レシオは80.84%。
TOPIXも日経平均も大きく反落して始まったが、少しずつ切り返し始め、結局、上下に長いひげを引いた短めの陽線で終えた。実体部分だけに注目すれば、昨日の陽線と組み合わせてはらみ線である。明日までに3月15日の長大陰線の高値を上抜けできなければ、3日連続で直前の長大陰線の「重力」から逃れられないことになる。
直ぐに力強い反発は期待しにくいが、バーゲンセール価格の銘柄もかなり多い。反対に過大評価されている銘柄もある。地震直後から注目してきた日成ビルド工業は今日も反発した(+28.35%)が初めて上ひげを引いて終えた。信用倍率は20.84倍だから、踏み上げ相場ではない。上空へ強く放り投げられたボールは最高点まで達したら止まり、やがて地上に向かって落ちてくる。さて、どのように落ちてくるか?
TOPIX -7 @810
日経平均 -131円 @8,962円