昨日の米国株は反発した(DJIA +67.39, NASDAQ +14.43)。しかし、欧州の財政問題が再燃し、リビア情勢の混迷により原油相場が高くなり、さらに福島原発の放射能漏れ事故問題が長引いていることから、本日の日本株全般は膠着相場であった。東証1部では、上昇銘柄数が583に対して、下落銘柄数は995となった。騰落レシオは86.51%へやや低下した。
TOPIXも日経平均も膠着相場の中、僅かだが続落した。
TOPIX -8 @853
日経平均 -14円 @9,435円
東京電力は大幅続落した(-147円 @902円, -14.01%)。想定される莫大な損害賠償額を考えれば当然だろう。日成ビルド工業は反発したが(+11 @234円, +4.93%)、実体部分に比べかなり長い上ひげを引いて終えた。短期的な仮設住宅に対する特需は相当なものがあるが、現在の株価を長期的に維持できるほど特需は長く続かない。三角保ち合いを形成中である。早晩下放れすると見ているが、はたしてどうなるか?