目ではなく頭で投資をする その2

坂本彰さん
坂本彰さん

それでもなぜ、人は株価に反応してしまうのか?


その理由として、そもそも感情的な取引になる理由から
説明しようと思います。


「EQ こころの知能指数」という本がありましたが、
ここでは、感情のほうが理性よりも24倍強く働くという
記載があります。


通常の相場であれば、株価の値動きは比較的落ち着いて
おり、保有資産が大きく動くことはありません。


リスクの許容範囲で動いている場合は、理性的に判断
しながら次の買い銘柄なり、売買方針を立てられます。


良い方向に動いていけば、今の状態が正しいと判断して
行動を続けていきます。


しかし、何らかの要因で手持ちの保有資産価値が急落
したとします。


そうなると、人は「お金を失う」という感情が強く作用し
恐怖感が理性を吹き飛ばします。


24倍も強いので、普通の人であればそうなって当然です。


しかし、ここに目で見る投資の落とし穴があり、下がれば
下がるほど安い値段で投げ売りすることになります。


ここでまず一つ損をすることになります。


下がりきったところで買おうとしても、目で見ている限り
どこで買えばいいかわかりません。


ある程度落ち着いて株価が元に戻ってきたところで再度
買ったとしても、キャピタルゲインは少なくなります。


そして、同じようなことを何度も繰り返していけば、
高い時に買い、安い時に売るという結果になります。

 

http://saig.livedoor.biz/archives/2098570.html

 

「今回のブログ記事、参考になったよ」と言う場合には
ブログランキングボタンをクリックしていただけると
助かります。

坂本彰さんのブログ一覧