大阪市長の退職金は内閣総理大臣の8倍

AAI Fundさん
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大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会(維新)」の大阪市議団が、平松邦夫市長の退職金を大幅削減する条例改正案の提出を検討していることが20日、分かった。維新は市議会で第一党に躍進したものの過半数は制しておらず、今後、他会派にも賛同を呼びかけていく方針。

 市によると、市長の退職金額は特別職給与条例に基づき、給与月額(142万円)に在籍月数や支給率を掛けて計算する。平松市長が今年12月に任期満了を迎えた場合、退職金額は4430万4千円となる。

 10日に投開票された統一地方選の市議選で、橋下氏は維新候補の応援演説などで、「大阪市長の退職金は内閣総理大臣の8倍」などと退職金の高額ぶりを批判していた。

 大阪市議会(定数86)で33議席を獲得し第一党となった維新は、市長の退職金削減に向けた検討に着手。特別職給与条例を議員提案で改正することが可能と判断し、5月の市議会定例会で条例改正案を提案する方針を決めた。

 維新幹部によると、具体的な削減幅は今後、他の政令市とも比較して検討するが、5割削減案も浮上しているという。
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