金相場が上昇、1500ドルの大台突破

AAI Fundさん
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世界経済の不透明感を背景に金相場が上昇している。20日には金塊先物相場が1オンス=1500ドルの大台を突破し、同日GMT午前7時5分(日本時間同日午後4時5分)には1オンス=1502.32ドルをつけた。

 背景の1つに、米格付け会社スタンダード&プアーズ(Standard & Poor's)が18日、米国債の長期的な格付け見通しを「ステイブル(安定的)」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げたことがある。

 引き下げの理由として、スタンダード&プアーズは、GDPの約10%にまで膨らんだ財政赤字の削減案をめぐって米議会が合意できないでいることを挙げた。 

 中国やインドで物価が上昇しているなど世界的なインフレ懸念や、欧州の一部の国の財政の先行きに対する不安などからも、比較的安全な資産とされる金が買われている。
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