東芝は20日、蓄電池を内蔵した液晶テレビ(19型)を7月1日に発売すると発表した。リモコンのボタン一つでコンセントからバッテリーに電源を切り替え、3時間程度の視聴が可能になる。想定価格は4万~5万円。計画停電が商品開発のきっかけで、停電中もテレビで震災情報などが得られる。32型までの大型機投入も検討する。
東芝は同日、平成25年度の世界販売目標を発表。液晶テレビは22年度実績の約1400万台から2500万台、ノートパソコンは同約1900万台から3500万台に設定し、テレビとパソコンを合わせた世界シェアを10%まで引き上げる。
さらに、凸版印刷グループと連携した電子書籍配信事業への参入も発表。6月下旬に発売するタブレット端末やスマートフォン(高機能携帯電話)で閲覧できるようにする。