ソニーは26日、新型の多機能情報端末「ソニータブレット」を発売すると発表した。動画の視聴のほか、電子書籍やゲームを楽しめるなど娯楽性を高めた。今秋以降に順次世界で売り出す。「タブレット」と呼ばれる多機能情報端末で先行する米アップルの、「iPad(アイパッド)」を追撃する。
ソニータブレットは、基本ソフト(OS)に米グーグルの「アンドロイド」の最新版を搭載した。ディスプレーサイズが9・4型と大画面の「S1」と、5・5型ディスプレーを2画面使った折りたたみ型の「S2」の2機種を発売する。価格など詳細は、明らかにしなかった。
両機種とも、無線LAN機能を使って、インターネット経由で動画や音楽などのコンテンツ(情報の内容)を取り込み、楽しむことができる。また、家庭用ゲーム機「プレイステーション」や電子書籍端末向けに、ソニーが提供しているネットサービスを利用できる。