先週金曜日の米国株は雇用統計の市場予想以上の悪化を受けて、大幅に下げた。これを受けて本日の日本株全般も大きく下げた。東証1部では、上昇銘柄数が442に対して、下落銘柄数は1,127となった。騰落レシオは81.74%。
TOPIXも日経平均も下放れて始まり、陰線で終えた。TOPPIXは3月下旬から続いている保ち合いレンジの下限を切り下げたが、日経平均はまだ辛うじて下限レンジの上にある。
6月3日(金)現在の日経平均ベースの予想EPSは665に上がっている。10年物国債の利回りが1.125%、株式リスクプレミアムを通常の5%と見積もると、株主資本コストは6.125%となる。日本経済の名目成長率を0%と悲観的に見積もると、日経平均のフェアバリューは
P = 665/(0.06125 - 0) = 10,857円
となる。PBRも1.06倍まで低下した。これから見ると、随分割安な水準となったと言える。これ以上の下げに対しては警戒感が増してくるだろう。
スウィングトレーダーは動いている方へポジションを取ることが最良の戦術だ。今日は1銘柄ロスカットとなったが、これだけ下げれば仕方がない。
TOPIX -9 @807
日経平均 -112円 @9,380円