債務上限引き上げ問題の決着が付かないため米国債の格下げ及び債務不履行の可能性が懸念され、先週金曜日の米国株は続落した(DJIA -96.87, NASDAQ -9.87)。しかし、その後、債務上限引き上げ問題の決着が近いとの報道が相次ぎ、本日の日本株全般は寄り付きから反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,230に対して、下落銘柄数は313となった。騰落レシオは106.71%。
TOPIXも日経平均も上放れて始まり、日経平均は一時、200円を超す上昇となったが、その後失速し、実体部分より長い上ひげを引いて終えた。日経平均は終値で25日移動平均線を回復したが、TOPIXはまだ水面下に沈んだままだ。アジアの他の株式市場も反発した。完全に米国の債務上限引き上げ問題の解決を先取りした動きであった。
実際に、債務上限問題が解決したにもかかわらず、長い上ひげを引いたところに反発力の弱さを感じる。
TOPIX +10 @851
日経平均 +132円 @9,965円
4~6月の四半期決算の発表が相次いでいる。上方修正でも、通期予想でアナリスト予想に届かない銘柄は失望売りで弱い。7267本田技研工業はその典型である。