昨日の米国株は高安まちまちとなった(DJIA +4.28, NASDAQ -11.97)。76円台/US$が定着したかのような為替相場を懸念して、本日の日本株全般はトヨタをはじめとする輸出関連銘柄が下げを主導した。東証1部では、上昇銘柄数が471に対して、下落銘柄数は1,122となった。騰落レシオは69.54%。輸出関連銘柄はは下げたが、対照的に本日も内需関連銘柄やディフェンシブ銘柄に資金が向かった。グリーとディ・エヌ・エーは最近際立って上げ続けており、お祭り騒ぎのようである。連日高値を更新しながら出来高が急増しているので、赤信号が点滅している。
TOPIXも日経平均も小安く始まり、韓国、中国、台湾などアジア各国の株価指数が下げるに連れて、後場は先物主導で下げ幅を拡大した。2番底を探りに行く動きであるが、8月9日の安値に近づけば近づくほど、PBRが1倍割れというバリュエーション面と、騰落レシオが再び70%割れという大局的なテクニカル面でのサポートが強くなると見る。
TOPIX -9 @767
日経平均 -114円 @8,943円